2011年12月6日火曜日

冬構

写真は…
サルトリイバラの実、摺り粉木、店の玄関。


とうとう、冬になりました。
主人は、除雪車の手入れです。
毎年、大活躍の除雪車、「いざ、という時、動かないと困るから…」と、言いながら。
祖母が 株分けしてくれたアロエも 家の中に入れてやります。
冬に強い植物しか植えない私ですが、これだけは 別です。
そう言えば、車のタイヤ交換が、まだなんです。
雪の無い所で育った私には馴染みがありませんでしたが、日本海側では 冬タイヤは 必需品。
「タイヤ、替えた?」というのが 話題の一つです。

昨日、主人が、(店を始めて3本めの)摺り粉木を使う前に 前のと比べて 大興奮!
二人共、こんなに減るもなんだ、と、驚きました。
その時、友人からもらった永平寺のお土産の色紙の歌を思い出しました。
「身を減らし 人に尽せる摺り粉木の その味を知る人ぞ尊き」
手元に無いので うろ覚えですが、この様な歌でした。
「そんなん、スピードカッターでやったら 早いんちゃうの?」と言う私に、「摺り鉢で摺るのとは全然ちがうんやー」と、言っていた主人。
摺り粉木も山音の味わいです。

2011年10月26日水曜日

紅葉が始まりました

朝晩ぐっと冷える頃となりましたね。
大江山では、紅葉の始まりです。
日に日に変わる山の景色を見ながらの暮らしです。
もう、この時期になると 寒さへの覚悟は出来ていますョ。
美味しい食べ物も沢山出てきます。
目も舌も、深まる秋を十分味わいたいです。


先日、うちから車で3分の所にある「日本の鬼の交流博物館」に行ってきました。
11月30日迄、「水木しげるの描く鬼たち」という展示会をしているのです。
妖怪や鬼たちの世界をじっくり楽しんで来ました。
作品は30点ほどですが、1点1点、解説が付いているので 全部見終わると 見たー という感じです。
細部まで描き込まれた作品は、小品ながら迫力満点です。
深山幽谷の大江山には山姥が居そうですね。
私はまさに 山姥かも?
水木さんによると 良い山姥も居るそうですから、良い山姥になりましょうかねぇ。

鬼の博物館は近くにありながら3回めでしたが、常設展を初めてゆっくり見ました。
感心するものが色々あって、鬼、奥が深いと 改めて感じました。

鬼、妖怪好きの方に、オススメです。

2011年9月8日木曜日

初秋の大江山です。

まだ、名残のミンミン蝉が鳴いていますが、景色は、秋になりました。


暑いのが嫌いな主人は、「エエ季節になった〜!」と、喜んでいますが、私の方は、秋が来たら次は冬 と思ってしまって、素直には喜べません。「もうちょつと夏でもええやん〜」と言ってます。
しかし、月と星は綺麗になってきました。仲秋の名月は9月12日。夜空を見るのが楽しいです。


裏で 可憐な花を見つけました。調べたところ、ボタンヅルという花のようです。

2011年7月1日金曜日

7月ですね。

今回は、面白い映像が撮れたので、動画を送ってみました。 ちゃんと送れてるでしょうか?

蟻がウィンドサーフィンをしています。

もう一枚は、八重咲きのドクダミです。
お客様からいただいた株から咲きました。「いっぱい増えてなー」と話しかけてます。

蛍、まだ飛んでます。
今年は多いです。

2011年5月13日金曜日

山が、笑ってます。

昨日の大雨で、山桜が散りました。
今は、木々の若葉が、ぐんぐん大きくなってます。
いろいろな緑色が育っていて、山が、モコモコと動いているようです。


宮津の章姫(アキヒメ)という苺で苺シロップを作りました。(苺の似合わないオバサン=女将が持っていますが…)
とっても濃い色になりました。
甘酸っぱい、初夏の味です。


エビネ蘭が急に伸びて花を咲かせました。この間、「エビネ、今年は咲かんのかなあ?」って話してたとこだったのに…
ドウダンツツジも可憐な花が満開です。雪で折れて、猛暑でヘトヘトになりながらも、逞しく育っています。
二人静は、どういう訳か、石垣の隙間に芽ぶいて咲いてます。ど根性二人静 かな?


この頃「蛍はいつ飛びますか?」というお問い合わせをいただきます。
うちは、予約をして来ていただくので、予想をたててご予約をお願いします。スミマセン…
例年ですと、6月20日〜7月5日頃です。
女将の予想は、遅めで6月27日頃です。果たして当たりますか…?

2011年4月25日月曜日

今回も花便りです

淡雪のように山を包んでいたタムシバは終わり、今度は、山桜の出番です。
ただ、山音の庭の山桜は、まだ咲きそうにありません。家人と同じじ、のんびり屋です。
座敷では、ムシカリが満開です。珍しい、お茶花だそうで、大江町のお茶の先生に教えていただいて以来、毎年楽しんでいます。
お客様が、お庭に咲いているのを切って届けてくださった、山シャクヤクの蕾が開きました。豪華さは無いですが、凛とした花です。山野草の女王と呼びたいです。
あと、玄関には、翁草の蕾があります。雪に長い間埋もれていたのに、ちゃんと芽を出してくれました。可愛いくて、毎日見ています。
最後の一枚は、主人こだわりの桜鱒です。
少しですが、宮津でも捕れます。
川に住むヤマメ(山女)が、海へ下って、大きく育ち、生まれた川に戻って来るのです。
今回のは、3kg弱。
仲買の魚屋さんに、毎日、「桜鱒ありますかー?」「大きいですかー?」と聞いて、今日、そこそこ太ったのが届きました。
主人、満足の一枚です。

2011年4月12日火曜日

お山も春です

やっと、山に、タムシバが咲きました。(この辺では、タムシバと呼ばすに、同じ仲間のコブシと呼んでいます)
今から、1週間くらいが見頃でしょうか。
沢山の方が、花を見にドライブして来られます。
足並みを合わせるように、ショウジヨウバカマ、シュンランなどが咲いてくれました。
シュンラン(春蘭)は、お料理のなかで、小吸い物の種として使われたりしますが、山のなかでひっそりと咲く花だったんですね。
自分が、ドーンと横に広い体型からか、無いものねだりで、静かに咲く、小さい花が好きです。
これからは、花の便りが届けられるので嬉しいです。雪に閉じ込められていた分、うーんと自慢しますよ。

今日の満ちゃん…

お父さんと、お散歩の帰りです。
鹿、猪、狸、兎、などの匂いを嗅ぐのと、草の若葉を食べるので大忙しのお散歩なんです。
いつも、満ちゃんより、お父さんの方が嬉しそうに撮れてしまいますが、主役は、満ちゃんです。

2011年3月28日月曜日

久しぶりの日差しです

謹んで、東北、関東大震災のお見舞いを申しあげます。
今は、皆様の1日も早い復興をお祈りすることしかできませんが、私に、何ができるか考え続けてゆきたいです。


前回、満ちゃんの写真を載せたところ、何人かの方に、「満ちゃん元気ですか?」と、言っていただきました。
犬好きの方、多いですね。
そこで、気を良くして、春の日の中の満ちゃんです。
ただ、満ちゃんは、看板犬ではありません。
ウーッといわれずに(身の危険を感じずに)満ちゃんを撫でられるのは、家族と獣医さんだけです。
山音にいらしても、満ちゃんには近寄らないでくださいね。
私達の躾が悪いのと、日本犬ならではのシャイな性格のせいです。
でも、満ちゃんは、大切な家族です。


2011年2月12日土曜日

もう、2月半ばですね

暦見て 呟いてみる 春隣

1月の始めに白一色と言ってましたが、あれは可愛いいものでした。
あれから、毎日毎日降ったので1メートル以上になりました。
こんな大雪は、6年ぶりです。
暫く、暖かい日が続いて雪が減っていたのに、今日は又、雪降りです。

雪でも元気なのは満(マン)ちゃんです。
満ちゃんは、ゴマ毛の紀州犬。熊が襲って来たら守ってもらおうと、11年前に飼い始めました。
幸い熊には出会ったことがないですよ。
頼みの満ちゃんは、弱虫なので、このまま熊には会いたくないです。

2011年1月8日土曜日

今年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。

大江山は、白一色の世界です。
雪景色を見ていると 時が止まっているような気がします。
ただ、雪と山があるだけです。
ずっと昔からの変わらぬ景色の中にいます。


さて、山音は、1月15日から13年めに入ります。
「あんたとこは遠いしな‐」と、おっしゃる方が多い中でこんな山の中の小さな店が10年以上続けてこられたのも、遠くても山音に行きたいと思ってくださるお客様のおかげです。
心より感謝いたしております。
今年も、山音に来てくださるお客様に笑顔で帰っていただけるよう、精一杯つとめます。


雪で山音への道が心配な方は、お問い合わせをお願いします。
厳冬期は、お昼間、福知山からのルートが安心です。